5月11日のポイント― CPIでドル買い一服か、ただドル円は長期では・・・
- 2022/5/11
- 佐藤りゅうじブログ

いよいよ今夜は、注目の4月の米消費者物価指数が発表されます。先週の米連邦公開市場委員会(FOMC)後、理事会メンバーから、タカ派的な相次いでいます。メスター・クリーブランド連銀総裁は、パウエルFRB議長が先日のFOMC後の会見で積極的に検討するものではないとした0.75%の利上げについて、「永遠に75bpの利上げを排除するのではない」と述べるなど、ここにきて再び0.75%の利上げの可能性が出てきました。
ただ、今日発表されるCPIが予想通り伸びの鈍化となれば、これまでのドル買いに一時的にせよ変化が出てきそうです。ただ、それは夏に利上げの可能性が高まったユーロやすでに金融引き締めに動きだしたオージーについて言えることであり、ドル円で考えると、日銀が金融引き締めに動かない以上、一時的に円高に振れても、最終的に円安になっていくと思います。
むしろ、クロス円が上昇するようなら、ドル円も上昇する可能性が高そうです。目先、円高に振れた場合ですが、128円台半ばが一つのポイントになりそうだ。この水準を、しっかり割ってくると、一段安もありそうです。ただ、そこは買い場かと思います。
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