6月8日のポイント― ドル円、135円が視野に入る
- 2022/6/8
- 佐藤りゅうじブログ

ドル円の上昇が止まりませんね。今日の欧州序盤には、1ドル=133.85付近まで上昇し、2002年4月1日の高値133.84を一文上抜きました。5月9日の高値131.35を突破するのにもう少し時間が掛かると思っていたのですが、あっさり超えると、もう133円台後半です。2002年1月の高値がある135円台がいよいよ視野に入ってきました。
個人的には135円以上は、日銀から円安けん制発言が出てくると思っています。ただ、最初のうちは、効くと思います。ただ、徐々に効果は薄れてくるでしょう。また、緩和政策は継続されるので、日銀の口先介入は絶好の押し目買い場面とみられる可能性もありそうです。
原油価格をはじめエネルギー価格の上昇が止まれば、実需のドル買いが減るので、円安も一服となりそうですが、すぐにはそうはなりそうにありません。そのように考えると、いまの円売りはかなり根深いもののように思います。
長期的な視点でみれば、円売りポジションの偏りや介入などから、ここから125円、いや120円まで下落しても驚きませんが、構造的な変化がなければ、そこからムクムクと円売りが出て、気が付けば140円超えとなっていても不思議はないように思います。
「FOREX NOTE 為替手帳 2022」好調発売中!
ご購入はこちらから↓↓↓