6月9日のポイント― 警戒水域
- 2022/6/9
- 佐藤りゅうじブログ

ドル円の上昇が止まりませんね。昨日は、東京序盤に133円台に乗せたかと思えば、欧州では134円台、そしてNY序盤には134.48まで上昇しました。その後の押しも133.60までで、今朝は134.56付近まで上昇しています。いよいよ135円が目前となってきました。
長期的には、原油相場の値動きなどから考えると、135円は相応の抵抗はあり、一旦、130円付近まで押し戻されるかもしれませんが、終わってみれば通過点になると考えています。年内140円台なんていうのも想定しています。あくまで少し長めの話ですけどね。
一方、短期的には、いまのドル円の水準は警戒水域とみています。前日の終値の21日移動平均線乖離率をみると、3.95%となっていました。3月中旬からのドル円の上昇相場で、21日移動平均線との乖離率が4%を超えたのが、3月24日(4.28%)、3月28日(4.94%)、4月19日(4.03%)の3回あるのですが、いずれも翌日は陰線、3月28日と4月19日はその後、調整安局面に入っています。
もっとも、21日線との乖離率が4%を超えるなんてことが異常値といってもいいので、調整安が入ること自体、何ら不思議な動きではありません。ただ、いまのドル円、買っていれば報われる相場が続きすぎているので、心にスキができていそうなので、自戒の念を込めて、現在位置を確認してみると、ちょっと危ういなぁという感じです。歓喜と狂気と紙一重ですしね。買いを持っているなら、ポジションを少し減らしてもいい水準だと思います。
トレードとしては、押し目買いが基本方針で、133.70-80付近から拾いたいです。133円を割ると、押しが深くなりそう。一方、売りで入るなら、135.10あたりをバックにありかと思います。ただ、3月28日に急落した際は、欧州序盤に125.10まで急伸してから急反落となっています。ですので、135円を付けてからの値動きを見てショートでもいいかと思っています。調整安となれば、2-3円はありそうなので、134円台で売っても十分いいプライスでのエントリーとなります。まぁ、いまの相場で、無理にショートを持つ必要もないと思いますので、積極的にトレードするならばの話になりますけどね。
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