6月14日のポイント― ドル買いはドル円以外で
- 2022/6/14
- 佐藤りゅうじブログ

相場が荒れてきましたね。TwitterなどのSNSをみると、「135円」、「逆イールド」、「弱気相場入り」といった言葉が目に付きます。新聞やSNSでフォーカスされる時は、もう相場が育ったあとなので、一旦は動きが止まるとみています。ドル円なら、目先、調整安。株式市場なら、短期的な戻りがあると思っています。あくまで調整ですけどね。
そして、今日から米連邦公開市場委員会(FOMC)、明後日の午前3時に結果発表、午前3時30分からパウエルFRB議長の記者会見です。今回は、0.50%の利上げだとしても、7月は0.75%とみる向きも増えています。仮に、パウエルさんの記者会見等で0.75%の利上げが検討されたといった話になれば、ドル買い意欲は一段と高まりそうです。
ただ、それを見越して、ドルロングのポジションを取るなら、昨日のラジオでも話ましたが、ドル円より、ユーロドルやポンドドルの方が良さそうです。金曜日、そして、昨日もそうでしたが、いまの相場、ドル買いが強まると、クロス円が下落し、ドル円の上昇を抑えてしまいます。
また、ドル円自体、135円という心理的、過去の円買い介入と照らし合わせても、重要な水準に一度達してしまったこと、そして、直近の急上昇をみても、目先は、戻り売りになりやすいと思います。なお、長期的には、円安の見方に変わりはないので、132円台あたりで押し目を拾えたらと思っています。
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