来週の予定(7/3)・・・RBA理事会、FOMC議事録、米雇用統計、etc.
- 2022/7/2
- 佐藤りゅうじブログ

今週もマーケットはよく動きました。為替市場では、6月29日にドル円が137.00円まで上昇し、24年ぶりの高値更新となりました。ただその後は、米国の景気後退懸念から米債金利が急低下したことなどから、7月1日には134.75まで下落するなど、値動きの荒い一週間となりました。
ドル円が137円タッチですぐに切り返されたのをみると、以前のようなお祭り的な上昇場面ではなくなったように思います。マーケットは、金利上昇による、景気後退懸念を強めており、ドル円の上げが鈍ってきたのも、リスクオフの円買いが出てきたのかもしれませんね。
さて、来週ですが、豪準備銀行(RBA)理事会が開催されます。今回の理事会では、利上げがほぼ間違いない状況で、ポイントは利上げ幅になります。市場では、現時点では0.50%の利上げ予想が多いようです。オージードルは、1日の取引で重要なサポートを割り込んでおり、仮に0.25%の利上げ幅にとどまるなら、オージーが急落する可能性もありそうです。
また、週末には米雇用統計が控えています。このところ市場の反応が薄くなってきた米雇用統計ですが、最近、企業が人員削減に動き出しており、失業率の急激な悪化や非農業部門雇用者数の増加幅が限られるようなら、景気後退懸念が一段と強まる可能性もありそうです。
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7月3日からの一週間の主な政治経済イベント
—【04日】—————————————————————
豪住宅建設許可件数(5月)
独貿易収支(5月)
スイス消費者物価指数(6月)
トルコ消費者物価指数(6月)
トルコ生産者物価指数(6月)
ユーロ圏生産者物価指数(5月)
ナーゲル・独連銀総裁 講演
デギンドス欧州中銀(ECB)副総裁 講演
休場:米市場
—【05日】—————————————————————
豪政策金利発表
仏鉱工業生産指数(5月)
仏PMIサービス業確報値(6月)
独PMIサービス業確報値(6月)
ユーロ圏PMIサービス業確報値(6月)
英PMIサービス業確報値(6月)
米製造業受注(5月)
米耐久財受注(5月)確報値
テンレイロ英金融政策委員会(MPC)委員 講演
—【06日】—————————————————————
独製造業受注指数(5月)
レーン・フィンランド中銀総裁 講演
ユーロ圏小売売上高指数(5月)
米MBA住宅ローン申請指数
カンリフ英中銀(BOE)副総裁(金融安定担当) 講演
米PMIサービス業確報値(6月)
米ISM非製造業景況指数(6月)
FOMC議事録公表
—【07日】—————————————————————
豪貿易収支(5月)
日本景気動向指数(5月)
スイス雇用統計(6月)
独鉱工業生産指数(5月)
レーン欧州中銀(ECB)専務理事(チーフエコノミスト) 講演
米ADP雇用統計(6月)
米貿易収支(5月)
カナダ貿易収支(5月)
米新規失業保険申請件数
キャサリン・マン英金融政策委員会(MPC)委員 講演
カナダIvey購買部協会指数(6月)
ストゥルナラス・ギリシャ中銀総裁、センテノ・ポルトガル中銀総裁、講演
ブラード米セントルイス地区連銀総裁 講演
—【08日】—————————————————————
日本勤労者世帯家計調査(5月)
日本経常収支(5月)
仏貿易収支(5月)
仏経常収支(5月)
トルコ経常収支(5月)
ラガルド欧州中銀(ECB)総裁 講演
カナダ雇用統計(6月)
米雇用統計(6月)
ウィリアムズ米ニューヨーク地区連銀総裁 講演
ビルロワドガロー・フランス中銀総裁 講演
—【09日】—————————————————————
中国生産者物価指数(6月)
中国消費者物価指数(6月)
シュナーベル欧州中銀(ECB)専務理事 講演
※詳細はこちらのサイトで確認ください→経済統計スケジュール