7月14日のポイント・・・138円、パリティは単なる通過点
- 2022/7/14
- 佐藤りゅうじブログ

米消費者物価指数ですが、ジャンピエール米大統領報道官が11日に、6月の消費者物価指数はガソリンと食品を含む数字が「非常に高い」水準になると述べていましたが、その通りの内容となりました。
ただ、コアは高い伸び率ではあるものの、前月比、前年同月比ともに上昇率が減速しています。これをみると、食品とエネルギーがけん引しているインフレであり、米連邦準備制度理事会(FRB)、金融当局で打てる手は限られます。特にエネルギーは、政治マターです。
ホワイトハウスが、インフレを非常に気に掛けていることからみても、FRBは経済学でいうリセッションを覚悟の上で、積極的な利上げを続けそうです。CMEのFedWatch をみると 次回のFOMCで1.0%の利上げ確率が82.1%まで上がっています。ちなみに昨日は7.6%でした。
これを受けて、ドル円が138円台に入ってきましたね。ただ、あまり過熱感もないですし、単なる通過点に過ぎないと思います。140円が現実味を帯びてきました。ユーロドルは、引き続き、パリティを挟んだ攻防が続きそう。ボラティリティが、上がってきました。ユーロドルも、パリティは単なる通過点であり、0.96台はあるかもなぁと思っています。ユーロドルは、ここ数日のような、急激な戻りがあるうちは、目先の底も入れられないでしょうから、戻り売り方針です。
しかし、きのう相場をみていて思ったのですが、値動きが軽くて、タチが悪いですね。トレンドに沿ったポジション(いまならドル買い)なら、あまりタイトにストップを置かない方がよさそうです。
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