7月15日のポイント・・・ドル買い一服
- 2022/7/15
- 佐藤りゅうじブログ

昨日は、ドル円が139円台へ上昇、ユーロドルはパリティを、ポンドドルが1.1800、オージードルは0.6700とそれぞれチャートポイントを突破し、次の相場に入りました。ただ、その流れを止めたのが、タカ派のウォラーFRB理事とブラード米セントルイス総裁から、そろって飛び出した、次回の米連邦公開市場委員会(FOMC)での1.00%の利上げに対する消極的な発言です。原油相場や株式相場が、これらの発言で地合いを引き締めたのをみると、市場全体が1.00%の利上げを織り込みにいっていたようです。
また、今夜は6月の米小売売上高の発表がありますが、5月に続いて減少が示されるとのデータもあり、このことも1.00%の利上げ期待を後退させ、結果的にドル高の調整場面を招きそうです。
もっとも、円な日銀の緩和姿勢、ポンドやユーロなら政情不安、オージーの対中貿易の縮小など、それぞれ抱えている問題があり、簡単にドル買い相場は終わらないでしょう。あくまで一服です。目先は、多少の戻り(ドル円は押し)があってもよさそうです。そこは、またドルを買っていきたいと考えています。
ドル円はもちろんですが、ユーロドル、ポンドドル、オージードルにせよ、大勢は決まったとみています。その中でも、もっとも対ドルで下落しそうなのは、ポンドのような気がしているのですが・・・。
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