来週の予定(7/17)・・・日銀金融政策決定会合、ECB理事会、各国PMI、etc.
- 2022/7/16
- 佐藤りゅうじブログ

米国のインフレ高進が止まりません。今週発表された6月の米消費者物価指数は、前年同月比で9.1%上昇と5月の8.6%上昇から加速し、1981年11月以来40年超ぶりの大幅な伸びとなりました。
一方、食品とエネルギーを除くコアは、同5.90%と前月の6.0%から低下しています。エネルギーと食品がインフレをけん引しているのがわかります。ただ、どちらも金融政策ではコントロールは難しく、特に、エネルギーは政治的な面も大きく、簡単には解決できないでしょう。
米国のインフレ高進を背景に、今週、ついにユーロドルがパリティを割りました。14日には0.9952まで下落し、約20年ぶりの安値を付けました。その後、1.00台後半まで戻していますが、勝負はついたとみています。多少時間は掛かるでしょうが、0.96台はみれるかなぁと思っています。
注意したいのは、21日のECB理事会です。ここで、これまで以上にタカ派的な発言が出てくると、戻り余地が大きくなりそうです。ただ、ユーロ圏の景気や政治情勢をみると、トレンドが変わるようなことはないとみています。
ドル円は、もう140円が射程内です。来週は日銀金融政策決定会合があります。ここでサプライズがなければ、140円がみれるかもと思っています。
7月17日からの一週間の主な政治経済イベント
—【18日】—————————————————————
NZ消費者物価(2Q)
英ライトムーブ住宅価格(7月)
米対米証券投資(5月)
—【19日】—————————————————————
豪中銀(RBA)理事会議事録公表(7月5日開催分
ブロック豪中銀(RBA)総裁補 講演
英雇用統計(6月)
香港失業率(6月)
ユーロ圏消費者物価指数(6月)
米住宅着工・許可件数(6月)
—【20日】—————————————————————
ロウ豪中銀(RBA)総裁 講演
豪ウェストパック先行指数(6月)
中国最優遇貸出金利(1年物、5年物)
英消費者物価指数(6月)
英小売物価指数(6月)
英生産者物価指数(6月)
独生産者物価指数(6月)
トルコ消費者信頼感指数(7月)
南ア消費者物価指数(6月)
ユーロ圏経常収支(5月)
米MBA住宅ローン申請指数
カナダ鉱工業製品価格(6月)
カナダ消費者物価指数(6月)
ユーロ圏7月消費者信頼感速報値(7月)
米中古住宅販売件数(6月)
—【21日】—————————————————————
NZ貿易収支(6月)
日本貿易収支(通関ベース)(6月)
日銀金融政策決定会合
黒田日銀総裁記者会見
香港消費者物価指数(6月)
トルコ政策金利
ECB政策金利
米フィラデルフィア連銀景況指数(7月)
米新規失業保険申請件数
ラガルド欧州中銀(ECB)総裁 記者会見
南ア政策金利
米景気先行指数(6月)
—【22日】—————————————————————
日本消費者物価指数(6月)
英小売売上高(6月)
仏PMI速報値(7月)
独PMI速報値(7月)
ユーロ圏PMI速報値(7月)
英PMI速報値(7月)
カナダ小売売上高(5月)
米PMI速報値(7月)
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