8月2日のポイント・・・下値追いの展開、買いは焦らずに
- 2022/8/2
- 佐藤りゅうじブログ

ドル円の下落が止まりませんね。米10年債は2.52%くらいまで下落しており、金利低下に合わせて下落という風にみえますが、ドルロングもかなり溜まっていたのでしょう。その象徴的だったのが、先週の米連邦公開市場委員会(FOMC)の際、発表前に137円台を一所懸命に買っていたことです。
タカ派と目される、ウォラー理事やブラード米セントルイス連銀総裁が、6月の消費者物価指数発表後、1.00%の利上げ期待が高まる中、7月のFOMCでは0.75%利上げが適切と述べたのにも関わらず買うというのは、1.00%の利上げがあると踏んでいたのでしょうかね~。これまで押し目買っていれば、報われる相場が3月から続いていたので、その反動でしょう。いまは、「押しを買っては投げさせられる」という感じになっているかと思います。
チャート的には6月16日の安値131.50を割ってしまったので、底が深くなってしまった感があります。3月11日の116円に乗せて買いが加速したところから、7月14日の高値139.39までの上昇の38.2%押しが130.53付近(この水準はすでに到達)、次が節目の130円、そして半値押しが127.75となります。日銀の緩和政策、FRBの金融引き締めはまだ続きますし、日本の1-6月期の7.9兆円の貿易赤字をみると、長期での円安基調は変わりないでしょうから、長期目線なら買っていってもいいと思ってます。
ただ、相場なので何が起きるかわかりません。いまのように、戻してもダラダラと下げてくるうちは、無理に買う必要はなく、例えば、前日の高値をしっかり上抜くなど、相場に変化がみられてから買っても遅くはないと考えています。
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