8月17日のポイント・・・円売りふたたび
- 2022/8/17
- 佐藤りゅうじブログ

円が再び売られ始めました。きっかけは、昨日の「みずほ銀行にマイナス金利適用」のニュースが流れたあたりですかね。まぁ、その前から、徐々にドル買いになっていたうえ、米金利も上昇していたので、下準備は整っていたといった感じですね。しかし、私が、ユーロドルに注力していると動き出すとは…、何だかなぁと言った感じです。
さて、ここからのドル円ですが、135円台回復が最初の関門。135円台を回復すると、8月8日の高値135.58が意識されます。この水準は、今月5日の雇用統計後の高値であり、かなり売りが多かったです。この価格帯の攻防はとても重要であり、ここを超えてくると、買い意欲が高まり、137円台くらいまで戻ると考えています。逆に135円台半ばで戻りが叩かれるなら、131円台半ば~135円台半ばのレンジ形成になりそうです。
実需の動きとしては、8月中旬ですので、米債の利払いの円転も終わったでしょう。また、今日財務省から発表された7月の貿易統計速報(通関ベース)では、1兆4367億円もの貿易赤字です。赤字は12カ月連続となり、赤字額は7月としては最大です。そして、黒田日銀に変化ナシですので、仕掛け的な円売りを誘いやすい状況です。
ドル円は、今夜の米小売売上高でまた大きく動きそうですが、雇用統計や消費者物価指数後の相場をみていると、ドル円は何だか鉄火場になってきましたね。シートベルトを着用しておいた方がよさそうです。
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