8月23日のポイント・・・円よりユーロやポンドに妙味ありかな
- 2022/8/23
- 佐藤りゅうじブログ

ドル円が上値を試す流れになっています。ただ、強いには強いですが、6,7月のような勢いはいまのところ感じられません。138-139円台という水準は、7月の時もギクシャクしてましたしね。140円を上抜くいてくると、黒田さんが口先介入をしてくるとの見方もあるようです。
個人的には、ドル円よりも、ユーロドルやポンドドルのショートの方が、妙味があるとみてます。ユーロもポンドも、いまの状況では、買う気は全くないです。ユーロドルは、ECBの利上げが動く局面で、多少買われるかもしれませんが、FRBとECBの利上げ競争なら、FRBに軍配があるでしょう。
そして何より、ドイツがロシアや中国という市場を失い、貿易赤字国に転じてしまったことが非常に大きな意味があると思っています。政治的にも、ショルツ首相がメルケル首相のように欧州でリーダーシップを取れるかと言えば、難しいでしょう。
そう考えると、パリティ割れは単なる通過点で、0.9500あたりを目指すとみています。なお、ユーロの流れが変わるとすれば、ロシアの軍事行動が終わった時がポイントになりそうです。
一方、ポンドは、エネルギーの輸入依存度が欧州よりは低いことから、ユーロほど売られないかもしれませんが、政治的不安、10%を超える物価上昇など、多くの問題を抱えています。下値のメドが見つけにくいですが、目先、1.1500を試すとみています。
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