8月24日のポイント・・・ユーロドルの突飛高は売り場面か
- 2022/8/24
- 佐藤りゅうじブログ

昨日のドル円は、米国の経済指標で大きく動きましたね。137.60付近から135.80前後まで急落しました。この間、米製造業・サービス業PMI、新規住宅販売件数、リッチモンド連銀製造業指数、いずれも市場予想を下回る内容でした。
ただ、米10年債金利2.99%前後まで低下しましたが、その後、再び上昇し3.05%付近まで戻しました。これを受けて、ドル円も136円台後半まで浮上しています。ジャクソンホールを控えて、米金利は低下しにくくなっています。
月曜日のラジオでも述べましたが、今回のジャクソンホールでは、パウエルFRB議長からタカ派的な発言が出てくるとみています。個人的には、パウエルさん自身はハト派だと思っています。ただ、いまの米国のインフレ率をみると、パウエルさんとしては、失業率が低いうちにしっかり利上げをしておきたいでしょう。その意味でも、今回の講演ではタカ派的な内容に寄せてくると思います。
為替トレードで考えると、ドル円が138円の手前で切り返されたのをみると、ドル円には依然ほどの上昇力がないように思います。ただ、突っ込んだところは買われているので、弱くもないです。なんだか難しい相場になってきたように思います。
今回のドル買い局面では、ドル円のロングより、ユーロドルのショートに妙味があると考えています。昨日の米経済指標の悪化を受けた戻り場面でも、1.0000付近で戻りが抑えられ、そこから下落してきました。この通貨、突っ込んで売ってもあまりいい思い出でないので、昨日のような突飛高で売っていくのがよさそうです。
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