8月31日のポイント・・・ユーロの戻りは売り場かな
- 2022/8/31
- 佐藤りゅうじブログ

夏が終わりますね。8月の最後のドル円は年初来高値突破なるか?といったところです。現状は、139円前後で上値が重くなる一方、下値は138円付近が堅くなってきました。クロス円をみると、まちまちな動きとなっており、いまは円売り相場ではありません。この中で、ドル円がどこまで上げれるのか、注目しています。基本的には、買いで考えているのですが、138円付近に引き付けて買い始めたいと思っています。もしくは、140円台入ってから。138-139円台はちょっと買いにくいです。
ところで、先ほど、円売り相場ではないと述べましたが、でも、ドル買い相場でもありません。ここ数日の値動きをみるとユーロが最強です。ユーロドルをみると、ユーロもドルも強いので、0.99台と1.00台のレンジ内でのもみ合いですが、ユーロポンド、ユーロスイス、ユーロ円で強い動きをみせています。
ただ、ユーロをどれだけ本腰入れて買っている向きがいるかと言えば、疑問です。いまのユーロ買いは、来週のECB理事会で0.75%の利上げを織り込みに行っているだけです。米国とユーロ圏の置かれている状況を考えると、ウクライナ問題、イタリア総選挙、ドイツの貿易赤字等、ユーロ売り材料は枚挙にいとまがありません。理事会前後でいまのユーロ買いは一服し、ユーロドルは、下値を模索する展開になると考えています。その意味では、いまの戻りは売り場提供とみることも出来そうです。
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