9月8日のポイント・・・ドル買い継続、ドル円は145円がとりあえずの節
- 2022/9/8
- 佐藤りゅうじブログ

145円がとりあえずの壁になってきましたね。昨日のドル円の値動きをみていると、米金利が低下しても買われており、パワーゲームの様相が強まってきました。ただ、それなり節もできつつあります。145円に加えて、昨日のNY中盤の戻り高値144.57前後では、今日の東京午前の戻りも抑えられました。144.55-60といった水準も抵抗線になってきそうです。下値は、前日のNY終盤の安値がある143.65-70あたりがまずは支持になると考えています。
トレードとしては、依然として買い目線です。ただ、このタイミングで144円台は買いたくはないです。21日線とのかい離率が4%を超えています。日柄か値幅で調整してくれると買いやすくなるので、いまは新規の買いは見送っています。こういう時に上値を追って買ったポジションで、痛い思い出ありますしね。
さて、今夜はECB理事会です。0.75%の利上げが実施されるとの見方が、やや多いようですね。ということは、0.75%の利上げでもサプライズなし、逆に0.50%の利上げならネガティブサプライズになります。いずれにしても、ユーロは買えませんね。
個人的には、エネルギー価格、ロシアのウクライナ侵攻、EUの経済状況、ドイツの貿易赤字などを考えると、ユーロを買う気には全くなれません。いまのところ、戻り売り一貫です。ただ、ポンドに比べると、値動きがイマイチなので、ちょっとやりにくいですけどね。現状、パリティ付近まで戻ってきたので、ショートを作ろうと思っています。
また、同じような理由でポンドも買いたくありません。BOEは、インフレ対策ですでに6回も利上げをしていますが、ポンドが全く強くなっていません。利上げ自体は必要ですが、今後も経済活動を圧迫しそうです。米国もそれなりに問題を抱えていますが、米国の問題がフォーカスされるのは、まだ先のようです。まだしばらく、ドル買いを基本スタンスにして、トレードをするつもりです。
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