9月9日のポイント・・・ユーロ最強通貨???
- 2022/9/9
- 佐藤りゅうじブログ

ECBは、0.75%の利上げでしたね。予想の範疇ということで、発表後の値動きは限られました。動き出したのは、ラガルドECB総裁の記者会見。結構、タカ派的なことを述べてましたが、0.9931付近まで売り込まれました。その後、ロンドンがしまってから買われ、今日の東京では1.0070付近まで上昇しています(ロンドンフィキシングのあとに動き出すことが多いです)。
1.00半ば~1.01は8月19日以降、上値を抑えた水準です、また、7月中旬から8月中旬は1.01~1.03のレンジをやりました。個人的には、ユーロが上値を追うような展開にはなりにくいとみており、1.01からユーロ高水準は、売っていこうと考えています。
ところで昨日のECB理事会ですが、経済見通しも発表され、以下の通りでした。
・2022年のGDP見通しは3.1%(前回は2.8%)
・2023年のGDP見通しは0.9%(前回は2.1%)
・2024年のGDP見通しは1.9%(前回は2.1%)
今年は3.1%で前回より上方修正、23年、24年は下方修正させましたが、それでもプラス成長なんですね。この数値通りになれば、ユーロポンドが爆謄し、市場が米国の債務などに関心を示せば、ユーロドルも上昇し、ユーロが最強通貨ですね!
これまでのECBの混乱や、欧州、特にドイツがロシア市場を失い、中国市場も減少していることを考えると、到底この見通しを鵜吞みに出来ません。この見通しをみて、ユーロが上がってくるなら、売り場になるなぁとみています。
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