9月23日のポイント・・・介入一発、政府と市場の戦い始まる
- 2022/9/23
- 佐藤りゅうじブログ

145円超は介入してきましたね。このブログで145円超は介入警戒感が強まると書いていましたが、黒田総裁の会見中、日銀を試すようなドル円の上昇だったので、オイオイと思いながらみていました。会見が終わった直後に介入。日銀としては、3連休に好き放題やられるのを避けたかったと思います。
日銀を試すような動きが、5円もの下落に繋がったのでしょう。私は2-3円の下落と考えていたので、予想以上の効果でした。「介入は出来ない」との意見も少なからずあったので、安心してドル円をロングしていた向きも多かったのでしょう。
さて、ここからですが、介入後のドル円の値動きをみると、買いがかなりシコっています。介入で140.72付近まで突っ込んだあと、143.40前後まで戻し、再度140.35までやったのが買い方には効いているでしょう。この値動きにより、買い方は戻れば、ヤレヤレ売りが出やすくなります。143円台をなかなか回復できないのは、そのためでしょう。143円台に入っても、143.50あたりは重いとみています。
今後の介入ですが、数を重ねるごとにその効果は減少していきます。このため、個人的には中長期では突っ込んだところは買いたいと思っています。ただ、短期トレードをするのなら、昨日も書きましたが、ドル円より、ユーロドルやポンドドル、オージードルの方が取引しやすいと考えています。
しかし、プラザ合意記念日に介入とは・・・。