10月13日のポイント・・・1998年8月の高値147.66が視野に
- 2022/10/13
- 佐藤りゅうじブログ

ドル円、おっかなびっくり、146円台に入ってみると、そこにスライムも魔人もいなかったといった展開ですね。147円台には、1998年8月の高値147.66があるので、また、慎重に買っていくのでしょう。147円台は146円台より、さらに介入警戒感が強いでしょうしね。
また、介入を実施するのでしょうが、今回は9月22日のように5円も動かないと思います。2-3円が良いところかと。9月22日の介入時に押し目を買えなかった向きも控えているでしょう。日米の金融当局のスタンスが変わらないうえ、米国の抱えている問題に市場が目を向けるのはまだ先のようなので、中長期での円安は続きそうです。
今回の円安、金利差が注目されていますが、日本の経常収支の悪化、もう少し言えば、日本の国力の低下が根底にはあると思っています。ですので、大きな流れとしての円安は、まだまだ続くとみています。
ただ、相場ですので、これだけボラティリティが上がってくると、米国の問題に焦点が当たるなど、日本の問題以外で相場が動けば、一時的にせよ大幅な円高に振れる可能性はあります。そのタイミングは、まだ先だと思いますが、米ジャンク債の利回りも上昇しているので、頭の片隅くらいには、急激な円高のシナリオを入れておいても良さそうです。