10月21日のポイント・・・ドル円、成人病か・・・
- 2022/10/21
- 佐藤りゅうじブログ

ドル・円は、12連騰、しかも150円の大台乗せです。にも拘らず、これほど過熱感のない上昇もないなぁと思っています。ここまで安値から35円も上昇しているのに、ウソのような静けさです。たまに、急落してもすぐに戻ってきますしね。そして、値位置はジリジリと上昇する。
なんだか、基礎代謝が落ち、知らず知らずのうちに体重が増え、気が付けば人間ドックで食事指導を受けるように言われ、友人の医師には「このままだと、寿命縮むよ」と言われたあの日を思い出します。
ある意味、いまのドル・円も病なのかもしれませんね。この相場、いまは静かな値動きですが、成人病と同じようにある日突然、大きな変調をきたすと考えています。そのきっかけもタイミングもわかりません。自衛策として出来ることは、レバレッジを抑えておくことでしょう。
これまで介入があるのではないかと思われていた148円台、150円台で介入は実施されませんでした(覆面介入はあったかも)。買い方は徐々にわきが甘くなってきていると思います。介入で下げて戻ってくると高を括っているかもしれません。実際、戻ってくる可能性も高いのですが、問題は、その過程での下げに耐えられるか否かです。買い玉は少し落として、また、押し目があれば拾うということを考えてもいいでしょう。
話が前後しますが、相場が大きく動きだすタイミング、先ほど、FedWatchをみましたが、来年1月のFFレートが4.75-5.00のレンジを超える可能性が87.1%になっていますね。先物市場でここまで織り込まれてくると、少なからず、ジャンク債市場や株式市場にも影響が出てくるでしょう。これらの市場が大きく崩れると、ドル円も危うい動きを始めるかと思っています。