10月28日のポイント・・・長期のドル円の買い、短期のドルショートならポンドか
- 2022/10/28
- 佐藤りゅうじブログ

日銀金融政策決定会合は、市場予想の通り、現状維持でした。値動きとしては、146.85付近まで跳ねる場面がありましたが、すぐに146円付近まで押し戻されるなど、ギクシャクした動きとなりました。このタイミングで、10年債の変動幅をいじれば、円買い加速だったと思うのですが、さすがにそれは出来なかったのでしょうね。
ドル円は、昨日の取引で節目の145円割れ目前まで下落しましたが、なんとか同水準を維持すると、28日の東京時間の夕刻には147円台半ばまで上昇しています。思ったより、早く戻してきた印象です。日米の金融政策の違いや貿易収支の状況を考えると、しばらくすれば、また150円を試すと考えています。その意味では、レバレッジを低くして、突っ込んだところを買っておくのはいいかと思っています。
米金利が低下したところで、個人的に注目しているのは、ポンドの戻りです。BOEは、昨年12月から利上げに動きだしており、金利も上昇していることから、ドルショートをする際のスワップ金利も少ないです。ドル円のショートは結構、スワップを持っていかれますしね。
ポンド・ドルの値動きをみると、政治的混乱から1.03台まで急落する場面もありましたが、スナク新首相の誕生を受けて、悪材料出尽くしとなり、1.16台まで戻しました。個人的には、1.15台を回復できないのなら、売りと考えていました。しかし、26日に同水準をしっかり上抜いてきており、いまは短期的には買い目線です。次の上値目標は1.17台とみています。ここを抜けてくると、1.2000が視野に入りそうです。
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