11月1日のポイント・・・ドル円、145-150円のボックスを想定
- 2022/11/1
- 佐藤りゅうじブログ

ドル・円、やはり10月24日に円買い介入があった149円台に迫ると、買いが入ってきにくいですね。ただ、145円も守られており、まずは、大きくみて145-150円前後でのボックス取引を想定しています。
米連邦公開市場委員会(FOMC)次第ではあるのですが、145円を割らないなら、年内に再度、高値を試す場面もあるとみています。日米の金融政策に大きな変更はないですし、構造的な問題として、貿易収支の赤字が恒常化しつつあり、経常黒字の減少が続く可能性が高いです。これは円買い需要の減少を意味します。ただ、水際対策が緩和されたことで、インバウンドの円買い需要が年間4兆円くらい出てくるので、その意味では多少円安のスピードも緩むとみています。
ターニングポイントが来るのは、米国の金融政策が次のステージに入った際でしょう。米連邦準備制度理事会(FRB)のターミナルレートが5%だとすれば、来年の春ごろになります。ちょうど、黒田日銀総裁が任期満了となるので、トレンドが変わる可能性もありそうです。
逆に言えば、ドル円は、来年の春ごろまでは、突っ込んだところを丁寧に拾っていけばいいかと思っています。ドル円をショートしたい場面もありますが、スワップコストでかなりもっていかれるので、時間が長くなると、つらいです。そんな時は、タイミングが合えばですが、ユーロ円のショートを振っています。
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