11月2日のポイント・・・いよいよFOMC、金融引き締めのスピード緩和の思惑が高まるが
- 2022/11/2
- 佐藤りゅうじブログ

いよいよ米連邦公開市場委員会(FOMC)ですね。市場では、声明文、及び、パウエルFRB議長の記者会見に注目が集まっています。金融引き締めのスピードが緩和されるのではとの思惑が強まっているようですが、このところの米経済指標をみると、どうでしょうかね~?
ターミナルレートに近づいているのは当たり前ですが、パウエルさんが、会見等で株式市場を喜ばすような発言をするのか疑問です。ジャクソンホールでは、景気を犠牲にしてもインフレと戦うとおっしゃってましたしね。
ただ、ここ数日のドル円を見ていると、介入の影響もありますが、ドル買いは一服するとの見方が強まっているようです。ドル円の上値が徐々に重くなっています。月曜日は148.80-85付近、昨日は148.40-45あたりが戻りいっぱいという感じです。下値は、この原稿を書いている東京終盤時点では、147円付近となっています。
147円前後は、昨日、二度支持され、今日の東京序盤にも147円台前半で切り返されていますが、戻りも限定的となっていることから、下抜く可能性が高そうです。147円を割ってしまうと、節目の146.50や10月28日の安値145.99が視野に入ります。145円台に突入するようなら、節目の145.50や10月27日の安値145.11を目指しそうです。もし、145円も割り込むようなら、10月21日の高値151.95が今年の高値となりそうです。
逆にFOMCで、改めて米連邦準備制度理事会(FRB)のインフレに対する姿勢の強さが示されれば、いまドルショートが増えているだけに、149円台回復を試すことになりそうです。
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