11月8日のポイント・・・相場の転機?
- 2022/11/8
- 佐藤りゅうじブログ

ドルがジリジリと売られる展開となっていますね。先週の金曜日もそうでしたが、米金利が上昇している場面でも、ドルが売られる時間が比較的多くみられました。金利と為替の連動性が少し薄くなっているように感じます。その分、値動きがダイナミックになってきたように思います。
先週、金曜日のドル売りをみていて、相場の様相が変わってきたと思っていますが、そもそもは、先月10月13日に発表された9月の米消費者物価指数の発表後の値動きから違和感がありました。
今回のドル高場面では、米消費者物価指数が市場予想を上回ると、ドル買いが加速する展開が続いていました。先月も市場予想を上回る内容となり、まずドル買いで反応したのですが、すぐに切り返され、一転してドル売りとなりました。ポジションの偏りなどもあったと思いますが、兎に角にもドル買いという相場では、なくなってきたと感じていました。それが、先週の米雇用統計後の値動きで、さらに深まった印象です。
目先的には、ドルが買われ過ぎている面もあるので、ドルの調整高となりそうですが、その動きがどこまで継続されるか注目しています。その意味でも、今週10日発表される米消費者物価指数には、とても注目しています。同指標後、再びドル買いに大きく振れるようなら、このところ感じている相場の転機は、私の思い過ごしで、まだドル買い相場と判断します。ただ、ドル売りが加速するようなら、年末・年始に向けての取引はドル売りを基本に考えようと思っています。
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