11月29日のポイント・・・円もユーロも戻りいっぱいか
- 2022/11/29
- 佐藤りゅうじブログ

ドル・円は137.50まで突っ込みましたが139円前後まで戻し、ユーロドルは1.0497まで上昇しましたが、引けは1.0340となり、ともに150ポイント前後も戻しました。なかなか、レンジをしっかり抜けることが出来ませんね。
ドル売り相場になって約6週間が経過しており、昨日の値動きをみると、ドルショートがかなり積み上がっているように見受けられます。週末の米雇用統計を控えて、ポジションを軽くした向きも多いでしょうし、突っ込んだところはドルの買い戻しで入りやすいでしょう。
正直、いまのドル円は、あまり買いたくはないのですが、138円台前半あたりは、試し買いはアリだと思っています。あくまでアヤ戻しを狙った買いなので、長居は無用ですが、137円割れで手仕舞いと決めておけば、妙味がありそうです。もし、140円台も回復するようなら、142円台くらいまで持っていてもいいでしょう。
ところで、ブラードさんから、タカ派発言が続いていますね。この方、今回のインフレ局面も早々と述べていたので、気になるところです。オイルショックによるインフレは、1970年代ですから、いまから50年以上も前、いま60代の方でも社会人ではなかった時代です。机上では、学習していても、皮膚感覚としてはわからない方が多いと思います。私もそうです。
ですので、いまの景気減速をみると、オーバーキルになっているのでないかと思う反面、インフレの本当の怖さという面からみると、FRBが簡単に金融引き締めを緩めないのも正解なのかなぁとも考えてしまいます。いずれにせよ、このままソフトランディングはしそうもないので、少しキャッシュポジションを高めておこうかなと思っています。
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