11月30日のポイント・・・まずはパウエル待ち
- 2022/11/30
- 佐藤りゅうじブログ

ドル・円の戻りがとても鈍くなってきましたね。139円台の滞空時間さえも短くなってきました。下値は137円台で支持されていますが、上値が切り下がっており、テクニカル的には、売りが優勢です。
137円台という水準は、今年1月に付けた年初来安値113.47から10月に付けた年初来高値151.95の38.2%押しの137.27がある価格帯です。137円をしっかり割り込んでしまうと、節目の135円や同期間の半値押し水準がある132円台が意識されます。その意味でも、137円台の攻防はとても注目されます。
短期トレードという視点でみれば、11月10日の急落後の戻り高値がある142.50をしっかり上抜くまでは、戻り売り方針でいいと思っています。また、137円を割るまでは、138円台前半あたりからは買いもアリだとみています。いわゆる、ボックス取引です。
このボックスから放れるとすれば、まずは今夜のパウエルFRB議長の討論会での発言、そして、2日の米雇用統計かと思います。今年は円売り相場が長かったので、押し目買い意欲も強そうですが、そういった買いが次の下げ相場のエネルギーになってしまうこともあるので、予断を持たない方が良さそうです。
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