12月1日のポイント・・・ドル円が下放れ
- 2022/12/1
- 佐藤りゅうじブログ

ドル・円がついに137円を割ってきました。パウエルFRB議長のハト派的な発言がきっかけとなりました。ただ、発言前に139.89まで上昇したのが、売りのエネルギーになってしまったように見えます。
さて、137円台という水準は、今年1月に付けた年初来安値113.47から10月に付けた年初来高値151.95の38.2%押しの137.27がある価格帯でした。137円をしっかり割り込んだことで、次は節目の135円や同期間の半値押し水準がある132円台が意識されそうです。
137円を割ってからの値動きをみても、戻りがなんだか中途半端なので、欧州でまた売られそうな感じです。132円台はわかりませんが、135円台は目先、ありそうな感じですね。
一方、ユーロドルも1.04台をしっかり回復しており、再度、1.05の節目を試しそうです。ユーロドルの場合は、ポイントが1.03台だったので、一旦、同価格帯を上抜き、下落して再度、1.04台に乗せてきたので、中期的には1.07台を目指すとみています。
ただ、ちょっと心配なのは、明日の米雇用統計です。昨日のパウエルFRB議長の発言は、雇用統計の内容をある程度知ってのことだと思います。明日、米雇用統計が悪いのは、市場はある程度織り込んでいるでしょうから、実際にそうなった時、ドル売り材料出尽くしとなり、ドル買いに転じる可能性も無きにしも非ずです。ここからのドル売りのポジションは、あまり突っ込んだところでは作らない方が良さそうです。