12月9日のポイント・・・来年はドル売り相場?クロス円に妙味
- 2022/12/9
- 佐藤りゅうじブログ

来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えて、為替相場はややドル売りになってきましたね。今夜の米生産者物価指数(PPI)もインフレのピークアウトを示唆する内容になるとが思惑のあるのでしょう。
ドル・円は137円台が重くなっています。136円が支持でしたが、これを割ってきました。今夜のPPIを控えて、どこまで走れるかは微妙ですが、まずは風穴を開けたというところでしょう。
ただ、個人的には、ドル・円よりも、ユーロ・ドルに注目しています。適度な押しを入れながら、ジリジリと水準を引き上げており、現在、5日に失敗した1.0600に挑戦中です。短期的には、上昇しても1.07~1.08台がいいところかと思います。
ただ、来年はこれまで以上に米国の景気減速に焦点があたりそうですし、市場は欧州圏の弱材料をすでにある程度織り込んでいます。また、ロシアのウクライナ侵攻が、何らかの形で停戦となれば、ユーロにとっても買い材料となるでしょう。11月中旬以降のユーロ・ドルの動きをみていると、来年はドル売り相場になりそうな予感がします。
となると、ドル円は日銀の政策変更がなければ、急激な円高にはなりにくそうなので、クロス円の買いに妙味が出てくる?などと妄想する師走です。
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