12月14日のポイント・・・いよいよFOMC、ドル売り継続?
- 2022/12/14
- 佐藤りゅうじブログ

いよいよFOMCですね。昨日のCPIをみると、今回の利上げ幅は0.50%となりそうです。注目はドットチャート、特にターミナルレートが焦点になるでしょう。現状、4.85%あたりがターミナルレートになるとみられています。ドットチャートでも同様の見通しが示唆されれば、来年1月と3月に0.25%の利上げが実施され、利上げは終了となります。
ただ、パウエルFRB議長としては、低下したとはいえ7.1%あるインフレ率を抑制するためには、市場が利上げ幅の縮小やターミナルレートをみて、楽観的な見通しを持つことは避けたいところでしょう。そのため、声明文や記者会見では、ターミナルレートが従来予想より高くなる可能性については言及するでしょう。また、利下げには程遠い状況といったことも述べられるかと思います。
問題は、マーケットの反応です。為替市場は、いまのドル売りの流れが継続する可能性が高いとみています。ドル・円について言えば、昨日の下落で138円が厚い壁になりました。この水準を突破しても、11月10日の10月の米消費者物価指数発表後の戻り高値がある142.50を上抜くまでは、売りが出やすとみます。下値は2日の安値133.61に注目です。同水準を割り込むと、節目の133.00や1月24日に付けた今年の安値113.47から10月21日に付けた今年の高値151.95の半値押しとなる132.71が視野に入ります。132.71を割り込むと、130円台を見に行きそうです。
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