12月23日のポイント・・・ドル円、長期では買い場か
- 2022/12/23
- 佐藤りゅうじブログ

もう、クリスマス休暇ですね。相場の動きが悪くなっています。今日は、米債市場が短縮取引になるので、お休みを取っているディーラーがさらに増えるでしょう。商いが薄い分、値が飛ぶかもしませんが、値が飛んでも、「往って来い」になることが多く、トレンドが発生するような展開にはなりにくいです。今日、そして来週の月曜日までは、取引をお休みしてもいいのかもしれませんね。
ところで、ドル・円です。先日の日銀の政策変更を受けて、120円まで下落するという見方も出ていますね。その一方で、140円超と予想する向きも・・・。誰にも未来のことは分からないので話半分くらいで聞いています。
直近で急激に円高に進んだのは、日本の金利が上昇し、日米の金利差が縮小方向に向かうという思惑からです。ただ、相場を決めるのは金利動向だけではありません。経常収支もあります。こちらは、実需絡みになので、徐々に徐々に効いている材料です。
ご存知の通り、日本は徐々に経常黒字が減少しています。今年は単月では2回赤字に転落しています。経常収支は、国の構造的な収益体制を示すので、急に大きくは変わりません。いまは黒字ですが、黒字額が減少するという大きな流れは、今後も続くのかなぁと思っています。
そう考えると、長期保有の目的なら、今回のような突っ込んだところでは、ドル円をロングしておくのがいいかなと考えています。できれば、130円、125円、120円くらいでも買える体力で買っておきたいです。一方、短期は、今年の上昇分を半値以上失っており、売り圧力は強いと思っておいた方がよさそうです。どこで下げ止まるかわかりませんが、テクニカル的には、130円を割り込んでしまうと、126円台くらい想定した方がいいのかなと思っています。
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