1月12日のポイント・・・CPIは予想を下回るか
- 2023/1/12
- 佐藤りゅうじブログ

朝から読売が報道した「日銀が次回の金融政策決定会合で、大規模な金融緩和策に伴う副作用を点検する」で円買いが先行していますね。海外勢、日銀の政策変更ネタには敏感ですね。こういった値動きをみると、今年のドル・円は、まずは下攻めからやりたいのかなと思います。
ドルインデックスをみると、103.50~105.00前後のレンジから下放れしており、基本はドル売り目線で考えています。前回も述べましたが、ユーロドルとオージードルはレンジから上放れてきました。きょうの米消費者物価指数でまたレンジに押し戻される可能性はありますが、ドル売りが加速するようなら、ついていきたいところです。逆に言えば、ユーロやオージーのロングを持っていて、レンジに押し戻された場合、高値圏でのロングになるので、長く持たない方がよさそうです。
さて、注目の米消費者物価指数ですが、総合の大方の予想は前月比マイナス0.1%、前年比6.5%上昇、CPIコアは前月比0.3%上昇、前年比5.7%上昇となっています。このところ、ガソリン価格が低下する中、住居費の上昇がCPIの上昇要因となっています。ただ、ここにきて集合住宅家賃が低下を始めているとのデータも出てきています。今夜発表される米消費者物価指数が、予想以上に低い数値となれば、ドル売りが加速する可能性がありそうです。
もし、CPIでドル売りのシナリオで考えるなら、今朝のドル円の下落は余計だったなぁって感じですね。やはり、いまのドル円はやりにくいですね。
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