1月13日のポイント・・・ドル円、下放れ
- 2023/1/13
- 佐藤りゅうじブログ

注目された米消費者物価指数は、事前予想通りの数値となり、数値自体にサプライズはなかったですが、マーケットはドル売りになりましたね。東京序盤に読売が「日銀が来週の会合で大規模緩和の副作用を点検する」と報じたことから、すでに円買いになっていたドル円は、仕掛けで131.20に跳ねたあと、129.50の攻防、一度は戻したものの、最後は陥落し、今日の東京午前では128円台半ばまで下落しました。
レンジを下抜いており、勝負ありですね。ここからの下値目標ですが、支持らしい支持が見当たらないのですが、まずは昨年5月24日の安値126.36あたりを考えておけばいいのかと思います。いまの値動きをみると、128円台は突っ込んで売りたくないですが、戻りは売りたいところです。まずは、129円台半ばが抵抗になりそうです。この水準を上抜くと、130円台回復を試しそうです。
なお、ドル円はユーロドルやオージードルに比べて、ボラティリティが高いので、ロットは落として取引した方がよさそう。また、来週、月曜日はマーチン・ルーサー・キングホリデーなので、NY市場は休場なので、ポジション調整などにも注意はしておいた方がいいかと思います。
しかし、日銀のせいで日本株は、主要国と株のまったく違う動きになってきましたね。チャートをみると、明らかに、ダウ平均は買い、日経225は売りでになっています。市場では、今年の米国の景気減速が懸念されていますが、株の値動きだけをみていると、日本の方が危ういですね。
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