1月17日のポイント・・・進むも地獄、退くも地獄
- 2023/1/17
- 佐藤りゅうじブログ

ドル円が、128.80-90付近の抵抗帯を抜けて、129.16付近まで上昇してきました。明日の日銀金融政策決定会合を控えて、ポジション調整もあるでしょうね。次は、129.50あたりがポイントになりそうです。129円台はそれなりに売りが多そうです。
さて、明日の日銀金融政策決定会合ですが、今回は「大規模緩和の副作用点検」とのことなので、先月のような政策変更はないかもしれません。昨年12月会合では、市場機能が損なわれているとの理由で、0%程度に操作する長期金利の上限を0.25%から0.50%に拡大しました。ただ、その結果、円債の売りが加速し、市場が余計に歪んでしまいました。
今回、政策変更がなくても、3月はまた催促相場になるでしょう。また、今回さらに0.25%拡大しても、市場はそれでも不十分とし、ここ数日のようにまた売りを浴びせてくるでしょう。結局のところ、いつもっともな理由をつけてバンザイするか、というだけの問題かなぁと思っています。
日銀にとっては、「進むも地獄、退くも地獄」。バンザイをしたらしたらで、次は中央銀行の信認という観点から、円売りの可能性もあります。私、個人としては、いずれそうなってしまうのではと思っています。投資として考えれば、今回の円高場面で、もう一段突っ込んだところは、長期目線でロングも面白いなぁと考えています。
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