☆ドル円は上値の重い展開か=16日からの相場展開
- 2015/11/15
- 佐藤りゅうじブログ

63銭、41銭、48銭、51銭、56銭、これは、先週の月曜から金曜までのドル円の一日の値幅です。6日の雇用統計で1.64円動いたのは、一体何だったのかという有様です。高値は月曜から、123.60、123.44、123.22、123.07、122.99円と日々上値を削りました。NY勢の買い意欲が鈍っているのが要因でしょう。これが、買いでパンパンに膨らんでしまっているせいなのかは、わかりません。10月下旬に120円台前半で買っていた向きが、123円台で利食いに動いたすれば、参加者自体が減少している可能性もあります。少なくとも、旬の通貨では、なくなっているようです。明日ですが、フランスでのテロの影響から、日本株が下落するようなら、ドル・円も下攻めからとなるでしょう。122円~122円台前半は、6日の雇用統計でギャップを空けた水準なので、122円割れは要注意です。
・ユーロは下攻め?
ユーロですが、先週はやや戻り場面となりました。ただ、12日NY終盤から東京時間のユーロ・ドルの1.08ドル台の滞空時間の短さ、13日の欧州で1.08ドル台に入っても、すぐに売られたところをみると、1.08ドル台は簡単には突破できそうもなく、この水準から上は、少しずつ売っていくことを考えています。ユーロ・円も、基本的には、売りでみています。ジリジリと上値を削っており、129円台を視野に入れた動きかと。時間軸については、正直に言ってわかりませんが、12月の利上げを織り込みながれというところでしょう。テロの影響ですが、売りにつながるとは思いますが、今回のテロの第一報が流れたのは、日本時間の14日午前5時台です。つまり、NY市場は取引中でした。16日、ユーロが売られるか、計りかねていいます。16日の日本時間午前4時ころから始まるマーケットをみてから考えたいです。
・オージーは売り目線
前週、注目したオージーですが、豪雇用統計が予想外の好結果となったことで、0.71ドル台半ばに戻す場面がありました。ただ、その後、伸びきれませんでした。0.71ドル台半ばは、売ってみたのですが、まだ、本格的な下げには時間を要するようなので、売り乗せた分は利食いを入れながら、みていくつもりです。キーウィが、あれだけ下がったので、0.6900ドル割れもあるかと年内には、あるかと思っています。
しかし、騰落率表をみても明らかなように、先週は値動きが悪かったです。ヘッジファンドの多くが、為替市場は上手くいっていないとの記事がありましたが、この値動きでは、納得です。ドル円など、年初からの値幅がまだ10円しかありません。去年の半分です。レンジ相場は案外難しいです。今年は、難儀な相場ですわ。
「FOREX NOTE 2016 為替手帳」
絶賛発売中!
ご購入はこちらから↓↓↓
FOREX NOTE 2016 為替手帳