1月31日のポイント・・・FOMCを控えて方向感を欠く
- 2023/1/31
- 佐藤りゅうじブログ

米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えて、調整場面となっています。ユーロドル、ポンドドル、オージードルなどが、先週、木曜日あたりから上値重く推移しています。ドル円も129-131円前後でのレンジとなっており、方向感を欠いています。
こういった状況なので、いまはあまり積極的にトレードする場面ではないでしょう。いま、FOMC後の動きを考えておく時かと思います。今回のFOMCでは、0.25%の利上げの可能性が高そうです。そうなると、ポイントは声明文やパウエルFRB議長の記者会見になります。
利上げ幅を前回の0.50%から0.25%にすることで、市場ではこれまで以上に年後半の利下げ期待が高まるでしょうから、パウエルFRB議長としては、楽観的な見方をけん制する意味でも、インフレに対する警戒感は強く打ち出す可能性が高そうです。
もっとも、市場はそのことも織り込んでいるかもしれないのですが、気を付けたいのは、ポジションの偏りです。ユーロドルにせよ、オージードルにせよ、昨年10月から上昇が続いており、一旦、調整が入ってもいいタイミングかと思います。短期なら、ショートで撤退は直近高値超え、長期目線なら押しの動きをみながら、ロングを作っていくことになるかと思います。
逆に、ドル売りが加速するような内容となれば、ユーロドル、オージードルなどは直近高値を超えることになるでしょうから、買いで付いていくことになるかと思っています。
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