2月1日のポイント・・・市場はドル売り継続か
- 2023/2/1
- 佐藤りゅうじブログ

今週の為替相場は、FOMC前ということもあり、小動きとなっています。今夜、いよいよ注目FOMCですが、市場のコンセンサスは、利上げ幅を前回の0.50%から0.25%に縮小です。これにより、市場ではこれまで以上に年後半の利下げ期待が高まるでしょうから、パウエルFRB議長は、楽観的な見方をけん制する意味でも、インフレに対する警戒感は強く打ち出してくるでしょう。
ただ、昨日の為替市場の動きをみると、これまでユーロドルもオージードルも買いで攻めたいようで、押し目はしっかり拾われていました。パウエルさんが何を言おうと、ドル売り継続で考えているようです。個人的にも、今年前半はドル売りかと思うのですが、少し調整があってもいいと考えています。ドルショートが溜まっているので、パウエルさんの発言などから、ドル買いに転じると、相場としては面白そうです。
一方、ドル円は、日銀は金融政策の変更が難しいとの見方なのか、こちらは129円台がしっかりサポートされています。このままの動きだと、クロス円に妙味が出てきそうな感じですね。ただ、FOMCで動くなら、ストレートが中心の相場になるので、初動でクロス円は難しいと個人的には思っています。
なお、ドル・円は少しレンジを広げれば、127-132のレンジをブレークした方に動き出すと考えています。ドル・円は昨年10月から売られているので、上に放れると、予想外の戻りがあるかなとみています。
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