2月3日のポイント・・・クロス円の売りに妙味?
- 2023/2/3
- 佐藤りゅうじブログ

昨日のドルストレートの動は、ちょっと私のイメージしたものと違いました。前々日(1日)は米連邦公開市場委員会(FOMC)を受けて、ドル全面安となり、ユーロドル、オージードルなど高値更新となりましたが、昨日はそれを否定するような値動きとなりました。
ECB理事会は予想通りの0.50%の利上げ、さらにラガルドさんは3月も0.50%の利上げを表明したものの、記者会見が進むにつれて、利上げ終了は遠くないと市場は判断し、一転して売りが先行しました。この動きには、ここまでの今週の週足チャートは、上ヒゲが長く、実体の短い陽線となっています。
今夜の雇用統計次第でまた相場が大きく変わる可能性がありますが、このままいけば、目先、ユーロドルは昨年10月から上昇に対する、調整安場面となりそうです。オージードルやポンドドルも同様の展開になる可能性がありそうです。
ただ、先ほども書きましたが、今夜の雇用統計次第の面もあるので、ドルストレートは少し攻めにくいと考えています。一方、ドル・円は円が強いことから、昨日のドル買い場面では、ドル買い・円買いとなりました。
この結果、トレードとした考えた場合、クロス円の売りに妙味がでてきました。ユーロ円やオージー円は、1月24日から続いたボックスから下放れています。FOMC後は、クロス円には買いの目が出てくるかと思っていたのですが、全く逆の展開になってしまいました。ただ、チャート的には売りなので、ここは素直に売っていこうと考えています。
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