来週の予定(2023/2/12)・・・日本GDP、米消費者物価指数、米住宅着工件数、etc.
- 2023/2/11
- 佐藤りゅうじブログ

今週は月曜日の朝から次期日銀総裁に関する報道で右往左往でした。木曜には、わずか数分で1円近い往来をするなど、尋常ではない値動きでした。さすがに、金曜日の夕刻に、日経から政府・与党が植田和男氏を次期日銀総裁の方向で固めると報道があった時は、もう諦めの境地。14日に発表するのでは?
びっくりしたのが、マーケットの反応でした。植田氏がノーマークだったことが背景にもあり、まずは円買いの反応。そして、同氏から「日銀の金融政策は適切」との発言が出ると、元の木阿弥といった感じでしたね。ただただ、疲れる相場でした。
これで次期日銀総裁を巡る相場はひと段落です。次は再び米国サイドに視点が集まるかと思います。次期日銀総裁の件で相場が振り回されている間に米10年債は3.749%まで一時上昇するなど、年初の水準に戻っています。
そして、来週は1月の米消費者物価指数が発表されます。インフレのピークアウトが確認される内容になると思いますが、市場予想を上回るインフレ率が示されると、ターミナルレートの引き上げや、少なくとも年内利下げの見方は後退するでしょう。ドルは買い材料になるので、ドルショートの方は注意でしょう。
まぁ、いつ発せられるかわからない次期日銀総裁に関する報道に振り回される相場よりも、発表時間が分かっている経済指標で相場が動く方がはるかに健全だと思います。
「FOREX NOTE 2023 為替手帳」 好評発売中!
ご購入はここをクリック!
2月5日からの一週間の主な政治経済イベント
—【13日】—————————————————————
トルコ経常収支(12月)
スイス消費者物価指数(1月)
ボウマン米連邦準備理事会(FRB)理事 講演
センテノ・ポルトガル中銀総裁 講演
—【14日】—————————————————————
日本GDP(4Q)一次速報
日本鉱工業生産指数(12月)
英雇用統計(1月)
スイス生産者・輸入価格(1月)
ユーロ圏GDP(4Q)改定値
米消費者物価指数(1月)
ローガン米ダラス地区連銀総裁 討論会参加
ハーカー米フィラデルフィア地区連銀総裁 講演
ウィリアムズ米ニューヨーク地区連銀総裁 講演
—【15日】—————————————————————
ロウ豪中銀(RBA)総裁 上院公聴会出席
英消費者物価指数(1月)
英小売物価指数(1月)
英生産者物価指数(1月)
南ア消費者物価指数(1月)
ユーロ圏鉱工業生産指数(12月)
ユーロ圏貿易収支(12月)
南ア小売売上高(12月)
米MBA住宅ローン申請指数
米NY連銀製造業景気指数(2月)
米小売売上高(1月)
カナダ製造業出荷(12月)
カナダ卸売売上高(12月)
米鉱工業生産・設備稼働率(1月)
米対米証券投資(12月)
—【16日】—————————————————————
日本貿易収支(1月)
日本機械受注高(12月)
豪雇用統計(1月)
香港失業率(1月)
ECB月報
パネッタ欧州中銀(ECB)専務理事 講演
米住宅着工・許可件数(1月)
米新規失業保険申請件数
米フィラデルフィア連銀景況指数(2月)
米生産者物価指数(1月)
メスター米クリーブランド地区連銀総裁 講演
レーン欧州中銀(ECB)専務理事(チーフエコノミスト) 講演
ピル英中銀(BOE)理事 講演
ブラード米セントルイス地区連銀総裁 講演
クック米連邦準備理事会(FRB)理事 挨拶
—【17日】—————————————————————
ロウ豪中銀(RBA)総裁 議会証言
メスター米クリーブランド地区連銀総裁 講演
英小売売上高(1月)
仏消費者物価指数(1月)
ユーロ圏経常収支(12月)
ビルロワドガロー・フランス中銀総裁 講演
カナダ鉱工業製品価格(1月)
米輸入価格指数(1月)
バーキン米リッチモンド地区連銀総裁 講演
ボウマン米連邦準備理事会(FRB)理事 講演
米景気先行指数(1月)
※詳細はこちらのサイトで確認ください→経済統計スケジュール