3月7日のポイント・・・ユーロ高は継続するか
- 2023/3/7
- 佐藤りゅうじブログ

昨日は全体的に様子見気分が強い一日でした。パウエルFRB議長の議会証言を控えて動きにくかったのでしょう。そんな中、比較的強かったのがユーロでした。ユーロドルは、2月下旬からのレンジの上限にあたる1.0700に接近、ユーロ円も同じく2月下旬からのレンジの上限にあたる145円台に水準を引き上げています。
ただ、最近のユーロをみていると、なかなか買いが続きません。3月1日にも、力強い上昇をみせましたが、翌日は反落となっています。チャート的には、ユーロドル、ユーロ円ともにレンジから上放れてくると、面白くなりそうです。今夜のパウエルFRB議長の議会証言次第といったところでしょうか。
その、議会証言ですが、すでに報告書は議会に提出されており、FRBは高インフレが経済にもたらす課題を「痛感」しているとし、2%のインフレ目標達成を「強く確約」すると表明しています。議会証言は、この報告書に基づいて行われます。昨日のユーロ高が、この内容をどの程度織り込んでいるのか注目です。今日の議会証言でターミナルレートが見えてくれば、ドル売りの流れとなる可能性もありそうです。
一方、市場が改めて米国のインフレの長期化を意識するような内容となれば、現在、ドルインデックスが2月下旬からのレンジの下限にあるだけに、相応のドル買いが入りそうです。その場合は、ドル円は再度137円を見に行きそうです。
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