3月9日のポイント・・・ドル買い継続なるか
- 2023/3/9
- 佐藤りゅうじブログ

ドル円、昨日の137.91で一旦は調整のようですね。クロス円が重いと、ドル円の上昇力も限られてしまうので、このあたりも戻りを鈍くしています。きのうのNY中盤以降は、3日分のスワップを取りにいく動きなどから、買われていましたが、東京に入ると崩れています。水曜のNY中盤以降に買われて、木曜の東京で崩れる形は、比較的多く見られます。頭の片隅に入れておくと、取引をする際に役立ちます。
さて、明日はいよいよ雇用統計です。先月は雇用統計をきっかけに米債金利が上昇し、ドル買い相場となりました。きのう発表された1月のJOLT求人件数は1082.4万件と、12月1123.4万件(12月分は1101.2万件から1123.4万件へ上方修正)から減少したものの、市場予想を上回りました。この数値をみると、明日の雇用統計も強い数値が出てきそうです。
ただ、その一方、民間求人検索会社の求人広告件数が減少しているようです。いま、市場はドル買いに傾いています。このタイミングで米国景気の減速感が出てくると、米債金利の低下から、ストップを巻き込んでのドル売りに発展しそうなので、注意はしておきたいです。
いまポジションがないなら、米雇用統計を見てから、ポジションを立ててもいいと思います。また、来週は米消費者物価指数の発表も控えています。ドルインデックスをみると、7日にドルはレンジを抜けたように見えますが、きのうは十字線。レンジを一旦上抜けたが、すぐに切り返されて、レンジの下限まで走ることはよくあります。まだ、積極的にドルロングを作る場面ではないと思っています。
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