4月7日のポイント・・・来週は植田日銀総裁誕生で円買いか
- 2023/4/7
- 佐藤りゅうじブログ

今日は、グッドフライデーです。キリスト教にとってとても大切な日で、キリスト教国の取引所は休場となります。ただ、米国は連邦政府の祝日ではないので、経済指標の発表があり、ご存知の通り、3月の米雇用統計は発表されます。
グッドフライデーと米雇用統計が重なる日は、数年に一度あります。市場の動きとしては、指標の発表後、数時間は値動きがありますが、その後はフラットライナーといった感じです。米債市場が短縮取引なので、NYの午前中の数時間は値動きがあるといったところでしょうか。
ところで、為替市場ですが、先週末、今週の為替相場はドル売りになると考えていました。ドルインデックスの動き、ユーロドル、ポンドドル、ドル円の値動きから、そのように考えました。ただ、蓋を開けてみると、間違ってはいなかったのですが、ちょっとイメージと違いました。ユーロドルをロングしたのですが、水曜以降は苦戦しました。
各通貨の値動きをみると、ドル売りではなく、円買いに振れています。円はこのところよく動いていたのですが、先週の後半の値動きをみると、そろそろ円からドルに主体が変わり、ドル売りが先行するかと思ったのですが・・・。
今週、米国の雇用関係の数字が芳しくない中、ドル売りではなく、円買いだったのかを考えてみると、欧米勢は、来週誕生する植田日銀総裁の下でのイールドカーブコントロールの修正による実質的な利上げ期待がまた高まっているかもしれませんね。来週の円は、ボラティリティの高い一週間になるかなと考えています。
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