4月12日のポイント・・・米消費者物価指数に注目だが、その後は・・・
- 2023/4/12
- 佐藤りゅうじブログ

ドル・円が134円台に突っ込みました。米消費者物価指数の前に、134円付近の売りがどの程度あるのか、小手調べといったところでしょうか。134円台にしっかり乗せると、次は135.10-20付近がポイントになり、最終的には136円台くらいはあるかなとみています。ユーロ円が146円台に乗せてきたので、ドル円の上値余地が広がったとみています。もっとも、今夜の米消費者物価指数次第ではありますけどね。
仮に今回の米消費者物価指数が弱い数値となり、利上げは5月あと1回とのコンセンサスができた場合ですが、一時的には円高・ドル安になりそうです。ただ、中期的にどうかな?って思っています。
利上げ停止から利下げまでは相応の時間が掛かると思います。恐らく、利下げをするにしても、物価上昇の減速、そして市場との対話も必要になるので、6月、7月のFOMCは政策金利を据え置き、8月のジャクソンホールで次の方向性を示唆すると考えています。
日本サイドの状況をみると、4月27-28日に日銀金融政策決定会合がありますが、GWを控えており、政策変更はやりにくいと思います。地ならしも必要です。また、5月2-3日に米連邦公開市場委員会(FOMC)も控えています。この5月のFOMCで米国の利上げがしばらく行われないことを確認してからの方が、市場に与えるインパクトを少なく、YCCの修正が出来るでしょう。となると、YCCの修正は最短で6月15-16日の日銀金融政策決定会合かと思います。
逆に言えば、6月の金融政策決定会合が意識される5月末くらいまでは、ドル・円はどちらかと言えば、円安調になりやすいと思っています。
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