4月26日のポイント・・・オージー売りに妙味か
- 2023/4/26
- 佐藤りゅうじブログ

再び金融不安が市場を襲いました。今回は、依然から経営への懸念が高まったいた米地銀のファースト・リパブリックです。これを受けて、市場はリスクオンとなり、株安、商品安、そして、為替市場ではドルと円が買われました。
ドル・円は強い通貨同士の引っ張り合いということになりますが、円の方が強く、133円台前半まで下落しました。このところのドル円の値動きをみると、19日に135.13円まで上昇したものの、135円台の売り物に押され、ジリジリと水準を引き下げています。
明日から植田氏が日銀総裁に就任した始めての日銀金融政策決定会合が開催されます。現状、政策変更が実施される可能性は低いとみられますが、すくなくとも円売りのポジションがあれば、サイズを小さくしたり、スクエアにしたりなどの手を打つタイミングではあります。このことも、円買いを強める要因の一つでしょう。
ただ、トレードという面で考えるなら、強い通貨同士の引っ張り合いであるドル・円より、強い通貨と弱い通貨を組み合わせた方が、妙味は大きくなります。
いま、主要通貨の中で、最弱は豪ドルです。この通貨、終値ベースでみると、過去32日営業日、0.66台と0.67台のみです。安値圏でのもみ合いが続いています。直近の動きとして、オージードルが、日中足で0.68台をのぞきましたが、すぐに切り返され、いま0.6600の攻防となっています。0.65台にしっかり下落すると、0.64台まで特に目立ったサポートも見当たりません。0.66が支持されてしまうと、また、安値圏でのもみ合いに戻ってしまいますが、豪ドル・米ドル、もしくは豪ドル・円で売ってみるのは、面白そうです。
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