来週の予定(2023/5/7~)・・・米消費者物価指数、英政策金利発表、米ミシガン消費者信頼感、etc.
- 2023/5/6
- 佐藤りゅうじブログ

イベントいっぱいの一週間が終りました。よくもまぁ、GWにこれだけ重なったものだと感心します。昨日発表された米雇用統計は、非農業部門雇用者数(NFP)が前月比25万3000人増、失業率は3.5%から3.4%に低下しました。平均時給の伸びは予想を上回り、前月比0.5%、前年同月比4.4%となり、労働市場は引き続き、タイトにみえます。
ただ、NFPは2月と3月の数値が下方修正され、3カ月平均は22万2000人増となっています。また、先日発表された3月のJOLT求人件数は959万件と、2月997.4万件から減少し2021年4月来で最小の求人件数となりました。解雇者数は前月比24.8万人増の180万人、解雇率は1.2%と2020年以降で最高です。利上げにより雇用の過熱感は後退しているようです。雇用統計後の為替市場で、ドル買いが続かなかったのも、このあたりが背景にあると思います。
さて、来週ですが、4月の米消費者物価指数が10日に発表されます。いまのところ市場予想では、総合が3月の数値に対し、前月比上昇、前年同月比は変わらず、コアは前月比、前年同月比ともに3月に比べて低下見通しとなっています。予想通りとなれば、ドル売りが優勢となりそうです。
ただ、最近のマーケットをみると、ポイントがインフレから米地銀に移ってきているように見受けられます。米地銀のニュースが飛び出すタイミングは計りようもなく、ちょっと厄介です。引き続き、ヘッドライン相場が続きそうですね。
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5月7日からの一週間の主な政治経済イベント
—【08日】—————————————————————
日銀政策委員会・金融政策決定会合議事要旨(3月9・10日分)
豪住宅建設許可件数(3月)
独鉱工業生産指数(3月)
レーン欧州中銀(ECB)専務理事(チーフエコノミスト) 講演
—【09日】—————————————————————
日本勤労者世帯家計調査(3月)
中国貿易収支(4月)
仏経常収支(3月)
仏貿易収支(3月)
レーン・フィンランド中銀総裁 講演
レーン欧州中銀(ECB)専務理事(チーフエコノミスト) 講演
バスレ・スロベニア中銀総裁 講演
—【10日】—————————————————————
日本景気動向指数(3月)
独消費者物価指数(4月)
トルコ鉱工業生産指数(3月)
トルコ雇用統計(3月)
米MBA住宅ローン申請指数(抵当銀行協会)
米消費者物価指数(4月)
米財政収支(4月)
—【11日】—————————————————————
日本経常収支(3月)
中国消費者物価指数(4月)
中国生産者物価指数(4月)
トルコ経常収支(3月)
英BOE政策金利(BOE)
南ア製造業生産指数(3月)
米生産者物価指数(4月)
米新規失業保険申請件数
—【12日】—————————————————————
英鉱工業生産指数(3月)
英製造業生産指数(3月)
英貿易収支(3月)
英GDP(1Q)
仏消費者物価指数(4月)
香港GDP(1Q)
ピル英中銀(BOE)理事 講演
米輸入価格指数(4月)
独経常収支(3月)
米ミシガン大学消費者信頼感指数速報値(5月)
※詳細はこちらのサイトで確認ください→経済統計スケジュール