5月10日のポイント・・・米CPIより米地銀に注目か

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4月の米消費者物価指数の発表を控えてか、値動きが悪くなっています。ドル・円の値幅をみると、一昨日が66銭前後、昨日が64銭前後、しかも値位置もほぼ変わらずです。数年前は、一日の値幅が30~40銭前後の日も少なくなったので、それに比べると動いていますが、昨年3月以降の値動きと比較すれば、とても閑散な感じがします。

また、月曜まで6連騰となっていたオージードルも鬼門の0.6800付近で切り返され、ユーロドルも、ここ数週間、レンジ相場となっています。いまは、積極的に取引をするような場面ではないように思います。

相場が動き出すきっかけとしては、今日の米消費者物価指数が挙げられます。いまのところ市場予想は総合が前月比0.4%上昇(前回0.10%上昇)、前年比5.0%上昇(前回5.0%上昇)、コアは前月比0.4%上昇(前回0.4%上昇)、前年比5.5%上昇(前回5.6%上昇)となっています。ほぼ横ばいといったところでしょうか。

ここにきて、インフレ率の低下のスピードが鈍っています。FedWatchをみると、次回の米連邦公開市場委員会(FOMC)で政策金利が据え置かれるとの見方が79.3%、0.25%の利上げが20.7%となっています。今夜のCPIで予想を上回るインフレ率が示されると、次回の6月の利上げ観測が強まり、ドル買いに繋がりそうです。一方、予想通りの数値となれば、相場に与えるインパクトも限られ、盛り上がりに欠ける相場が続きそうです。

ただ、最近の相場をみていると、経済指標よりも米地銀の動向に注目しているようにみえます。先週の米連邦公開市場委員会(FOMC)でも、最後に崩れたのは、FOMCではなく、米地銀のニュースでした。目先、相場が大きく動くとすれば、経済指標ではなく、米地銀株の下落がきっかけになりそうです。

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