5月23日のポイント・・・ドル・円、140円が射程に
- 2023/5/23
- 佐藤りゅうじブログ

ドル・円の上昇が続いてますね。19日の下げを1日で取り戻し、今日は138.85付近まで上昇、18日の高値138.75を上抜いてきました。これで、節目の139円はすぐそこ、そして140円が射程に入りました。
少しスピードが速すぎる感もあります。このため、ボラティリティ自体も高くなっています。ただ、大きな流れとして、ドル・円のスワップ金利が約15年ぶりの水準まで拡大しています。そして、直近の日本株の上昇をけん引している海外勢が、為替ヘッジをするなら、株価が上昇すれば、円売りヘッジを増やします。そして、円安は全体的に日本企業の収益を底上げするとの見方から、株価が上昇。株高→円安→株高→円安といった流れになっているので、一方通行の動きになりやすいかと思います。ただ、昨年10月のような過熱感は、まだないですけどね。
金曜日にもお話しましたが、今回のドル・円の上昇は、1日の中でリズムのようなものがあります。売りが出やすいのは、東京午前。今朝も売りがでていました。東京午後あたりから徐々に買い、欧州は序盤買い、欧州中盤にやや軟化し、NYから買いです。個人的には、日計りなら遅くても欧州中盤まで買いポジションを作っておきたいです。
日計りをするなら、138円台前半で買いたかったのですが、今日の東京序盤は、そこまで下げませんでした、一方、139円乗せには、まずは失敗した形となっているので、138円台半ばは拾ってみたいと思います。137円台半ばが強い節なので、138円台前半があれば、いいのですが、「買えない相場は強い」とはよく言ったもので、押しを待っていると、本格調整がやってくることもあります。強い相場では、浅い押し目をみつけて、まずは付いて行く方がよさそうです。
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