6月2日のポイント・・・米雇用統計が良くてもドル売りか
- 2023/6/2
- 佐藤りゅうじブログ

今週は、先週までと打って変わって、ドル売りが先行していますね。5月はドルが強かったですが、状況が一変してきました。ドル・円みると、先週、先々週などは、NY時間に入ると強い買いが入り、買い一服後、NY終盤にスワップ取りとも思える買いが再び入る日が多くみられました。しかし、今週は、NY序盤に買いが入ることはありますが、買いは続かず、終盤の買いも限られています。一日でみると、買っているのは、先週は売っていた東京が主体です。随分、風景が変わったものです。
さて、今日ですが、もちろん雇用統計次第です。ただ、昨日の値動きをみていると、売りが先行しそうな感じがしています。まず、今回の雇用統計ですが、5月7-13日に調査されたものです。5月31日に発表された米4月のJOLT求人件数が4月の最終週調査なので、調査期間が接近しています。このためJOLT求人が市場予想を上回る好結果となったので、米雇用統計もいい数値が出てくる可能性がありそうです。
そうなると、ドル買い材料になります。しかし、昨日の米ADP雇用統計、5月31日のJOLT求人件数の発表後の値動きをみると分かるようにで、ドルにとっての好材料を背景としたドル買いは継続せず、すぐに戻りを叩かれる展開になっています。今夜もこのような展開になる可能性があると考えています。
中長期の目線では、138円台半ばからは買い場探しと考えていますが、いまの一方的な下げでは、買いは難しいです。どこかで一旦、下げ止まってもみ合いになるでしょうから、それを待って買い場を探るつもりです。それまでは、短期で戻り売り方針を継続しようと思っています。
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