6月7日のポイント・・・ドル円が大人しい、BOC会合に注目

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・ドル・円はボラティリティが低下
ドル円、なんだか値動きが悪くなってきました。5月29日に140.93まで上昇後、調整場面となっています。6月1日に138.45まで下落後、2日の雇用統計で140円台戻したものの買いは続かずですが、その一方で、下値も139円付近が支持になっており、昨日は、139円台でもみ合いとなりました。

短期的には、139円と140円をブレイクした方が動きそうですが、138円台ミドルや137円台も節が多そうなので、中長期で取引をするなら、買いが良いかと思っています。

また、いまのように値動きが乏しくなると、1万通貨で一日200円以上のスワップを払いながらショートするのは、キツイです。ショートするなら、いまはボラティリティが高いタイミングで、日計りがよさそうです。

・BOCに注意
ところで、きのう豪準備銀行(RBA)がサプライズの利上げを実施しました。これで2回連続のサプライズ利上げとなりました。雇用情勢が引き続きタイトなせいでしょう。そうなってくると、注目したいのは米連邦準備制度理事会(FRB)の動向です。来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)が、利上げ停止となっても、RBAのように少し時間をおいて利上げを再開する可能性は少なくないように思います。

その前哨戦ということもないですが、今夜はカナダ中銀(BOC)から政策金利が発表されます。BOCは、3月、4月と政策金利を4.50%に据え置きました。しかし、4月の消費者物価指数(CPI)は、前年比4.4%上昇と前月(同4.3%上昇)を上回り、10カ月ぶりに上昇率が拡大。また、2023年第1四半期の実質GDP成長率は、前期比年率3.1%増とカナダ中銀が4月に公表した金融政策報告書で予測していた成長率(2.3%増)を上回りました。

BOCは、必要であれば再利上げの用意があると述べています。今回、仮に利上げとなれば、市場には次回のFOMCでも0.25%利上げが実施されるとの思惑も高まりそうです。

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