来週の予定(2023/6/11~)・・・米物価指数、FOMC、日欧金利発表、etc
- 2023/6/10
- 佐藤りゅうじブログ

今週はサプライズが目立った一週間でした。
ISM非製造業景況感が予想外の下落、RBAとBOCの利上げ、新規失業保険申請件数の2021年10月以来の高水準に増加、そして昨日はカナダの雇用統計で円が動きました。カナダの雇用統計で円が動くのを初めて見ました。それだけ市場がセンシティブになっているのでしょうね。
CFTC建玉明細をみると、円のネットショートが10万4817枚まで膨らんでいます。10万枚を超えたのは、昨年10月25日集計以来です。この時は10月21日に151.95の高値を付けた後でした。相場の盛り上がりという点では、昨年10月と現在では全く違います。ただ、円ショートがかなり溜まっているようなので、来週は値ごろの円売りには注意したいと思っています。
さて、来週は米CPI、米PPI、FOMC、ECB理事会、米小売売上高、日銀金融政策決定会合とイベント目白押しです。RBA、BOCが利上げに動いたことで、来週のFOMCでは政策金利は据え置きとしても、7月に再利上げに動くとの見方が強まっています。FedWatchをみると、7月の利上げ確率は69.1%です。
日本株市場のみならず、米国株市場も楽観的な見方が支配的になっています。ロングも溜まっているでしょう。冷や水を浴びせられる可能性もありそうです。米CPI前までに少しキャッシュポジションを高めにしておいても良さそうです。
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6月11日からの一週間の主な政治経済イベント
—【12日】—————————————————————
トルコ経常収支(4月)
トルコ雇用統計(4月)
シムカス・リトアニア中銀総裁 記者会見
マン英金融政策委員会(MPC)委員 講演
米財政収支(5月)
休場:豪
—【13日】—————————————————————
英雇用統計(5月)
独消費者物価指数(5月)
独ZEW景況感指数(6月)
グリーン英金融政策委員会(MPC)委員 議会証言
米消費者物価指数(5月)
独経常収支(4月)
—【14日】—————————————————————
NZ経常収支(1Q)
英鉱工業生産指数(4月)
英製造業生産指数(4月)
英貿易収支(4月)
ユーロ圏鉱工業生産指数(4月)
米MBA住宅ローン申請指数
南ア小売売上高(4月)
米生産者物価指数(5月)
米FOMC
バーナンキ米FRB議長記者会見
—【15日】—————————————————————
NZGDP(1Q)
日本貿易収支(5月)
日本機械受注高(4月)
豪雇用統計(5月)
中国鉱工業生産指数(5月)
中国小売売上高(5月)
スイス生産者・輸入価格(5月)
仏消費者物価指数(5月)
ユーロ圏貿易収支(4月)
ECB政策金利
カナダ製造業出荷(4月)
米小売売上高(5月)
米輸入価格指数(5月)
米新規失業保険申請件数
米輸入価格指数(5月)
米NY連銀製造業景気指数(6月)
米フィラデルフィア連銀景況指数(6月)
ラガルドECB総裁記者会見
米鉱工業生産・設備稼働率(5月)
カンリフ英中銀(BOE)副総裁(金融安定担当) 講演
ビルロワドガロー・フランス中銀総裁 講演
米対米証券投資(4月)
—【16日】—————————————————————
日銀金融政策発表
植田日銀総裁記者会見
ホルツマン・オーストリア中銀総裁 講演
ユーロ圏消費者物価指数(5月)確報値
ビルロワドガロー・フランス中銀総裁 講演
カナダ卸売売上高(4月)
米ミシガン大学消費者信頼感指数速報値(6月)
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