6月13日のポイント・・・ドル円は一旦調整か
- 2023/6/13
- 佐藤りゅうじブログ

今夜はいよいよ5月の米消費者物価指数の発表です。いまのところ市場予想は、以下の通りです。
総合:前月比0.20%(予想0.40%)、前年比4.10%(予想4.90%)
コア:前月比0.40%(予想0.40%)、前年比5.20%(予想5.50%)
米クリーブランド連銀が予測している12日時点の5月のCPIナウキャストは、総合が前月比+0.19%、前年比+4.13%、コアが前月比+0.45%、前年比+5.34%となっています。予想との結果のかい離で相場が大きく動くことが多いです。
ただ、今回、個人的に気になっているのは、ポジションの偏りです。CFTC建玉明細をみると、円のネットショートが10万4817枚まで膨らんでいます。10万枚を超えたのは、昨年10月25日集計以来です。この時のドル円は、10月21日に151.95の高値を付けた後で、その後、約3カ月に渡る下落局面の始まりになりました。
今日発表される米消費者物価指数が、市場予想を大きく上回るようなことがなければ、偏った円売りを解消する動きから、ドル円は一旦下落すると考えています。ただ、相場の盛り上がりという点では、昨年10月と現在では全く違います。このため、大きな調整になる可能性は低いでしょう。まずは、138円台半ばがポイント。この水準を割り込むと、136円台くらいはあるとみています。中長期で取引をするなら、いい買い場になると考えています。
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