6月21日のポイント・・・ドル円は押し目買い、短期的には調整安の可能性
- 2023/6/21
- 佐藤りゅうじブログ

ドル・円が上値を試す展開となっています。昨日は、昨年11月21日の高値142.25円に顔合わせで止まりましたが、値動きとしては鈍く、天井を付けたような過熱感はありませんでした。短期的には、142円台前半の上値の重さが嫌気されれば、調整安となり現在、支持となっている141.20-25付近を試し、この水準を下抜くと、16日から上昇のスタートとなった140円付近まで押す可能性もあるでしょう。
ただ、140円付近まで押しても、同水準で支持されれば、再び142.25円や11月11日の高値142.48円を目指す展開になるとみています。これらを上抜くと、143.00円がターゲットになります。個人的には、143円あたりがいいところかと思っているのですが、143円を超えてしまうと、買いが加速する可能性があります。
143円から146円の水準は、昨年11月10日に一日で6円超の急落となった価格帯であり、現状、特に目立った抵抗線はありません。節目の143.50、144.00、144.50、145.00といった50銭刻みの水準がまずは意識されるでしょうが、糸の切れた風船のようになることも想定はしています。
さすがに143円を突破し、急伸するようなら、レートチェックの噂や財務省、金融庁、日銀による三者会談が開かれ、相場は乱高下するでしょう。ただ、いまの金利差を考えると、相場が落ち着いてくれば、じわじわと円売りが出てきそうです。ドル・円は、まだしばらく押し目買いが報われる相場が続きそうです。
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