6月23日のポイント・・・円安進む、ドル円は146円を目指すか
- 2023/6/23
- 佐藤りゅうじブログ

円が再び狙われてきました。パウエルFRB議長が年内2回の利上げを示唆、BOEは利上げ幅が0.50%に再拡大、スイスも利上げ、今月はRBA、BOC、ECBも利上げを実施しており、日銀とのスタンスの差は明確です。日本もインフレが進んでおり、日銀がいつまで現状の金融政策を維持できるかが問題ですが、しばらくは円安方向に推移しそうです。
ドル円は143円台に乗せてきました。チャート的には、次は146円が上値目標になりそうです。143~146円台という水準は、昨年11月10日に1日で6円超の急落となった価格帯であり、現段階では、特に目立った抵抗線はありません。このため、節目の145円台あたりがいいところかと思っています。
いまのドル円の値動きをみると、円安に振れているものの、21日移動平均線との乖離率は2%を超えていません。また、昨日の新規失業保険申請件数のように、米国経済にとっての弱材料や円高材料が出てくると、短時間ですが、下落することも多く、過熱感はありません。
また、他国との金利差という明確な理由もあります。ある意味、秩序だった円安であり、値動きが荒くならなければ、日銀が介入に動く可能性は低いでしょう。
トレードとしては、高値圏にあるのは事実なので、どこで買うかが重要でしょう。例えば、東京時間に「財務省・金融庁・日銀が三者会談開催」といった報道などで、下落した時や経済指標で軟化した際に買い拾いたいです。今日の取引で考えると、昨日のNY中盤にもみ合いとなった142.80-90付近やその下の142.40-50前後で買い拾いたいと思ってます。
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